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東国の古代史

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2018-11-13 (Tue)  19:18

今昔マップ

古い地図と新しい地図を同一画面で分割対比するソフトは、スマホ版では前か利用していたのですが、何しろスマホ画面では小さすぎて実用的でない。それに、スマホではCPU性能が追いつかず、動きがもっさりしてました。最近、パソコン版で実用的な物があることが分かりましたので紹介します。もっとも地図マニアでないと興味が湧かないでしょうがねぇ。

ソフトはインターネット上で使用するようになっていて、ダウンロードする必要はありません。もちろん無料です。公開者は埼玉大学教育学部の谷謙二さんという人文地理学の研究者です。ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。

このソフトの良い点は、分割画面の各々に現在地カーソルを表示できる事です。実際に古地図を使うとすぐに分かりますが、現在の道路などがない場合が多く、目的の場所がどこなのか一向に分かりません。このソフトだと現在の地図でポイントすれば、古地図上にもポイントされるので見たい場所がすぐに分かります。但し、古地図のパターンは関東の場合で実質的に国土地理院の以下2点の時代だけです。
①1894~1915年(明治27年~大正4年)
②1928~1945年  (昭和3年~昭和20年)
地域によっては年代幅に増減がありますが、最古は明治27~29年くらいになっています。他は比較的新しい地図なので丁寧に時代変化を追う時以外はあま使う機会はないかも知れません。


(1)今昔マップ上位メニュー
比較できる画面は日本全土をカバーしていませんが、地図の右側のメニュにある
地域は可能となってます。





(2)今昔マップ比較画面
通常は以下の2分割で使用すると見やすいです。左が古地図、右が最近の地図
です。拡大しないと見えませんが、各々の画面中央にカーソルを置いてあります。
左画面のカーソルは👆印、右側は○印です。左側は見えにくいので赤い四角で
置き換えてます。拡大縮小は自由にできますが、古地図の解像度は低いので、
拡大しすぎるとボケてしまいます。




古地図の時代選択は左側にあるパターンをクリックで選択できます。その他に、古地図側を色別標高図と重ね合わせることも出来ます。





例えば、このソフトで見てて気付いたことがあります。
(2)項の地図は高崎市岩鼻町の辺りですが、昔からある柳瀬橋という橋が烏川に架かっています。この橋は私が子供の頃からあるので、初期建造時から現在地にあると思ってました。しかし明治時代には150メートルくらい下流に架かっていたことが分かます。これもダブルポイント機能がなかったら恐らく気が付かなか思います。橋というのは橋脚基礎の再利用はできないらしく、架け直す場合は、たに場所をえて造るようです。もう一つ興味深いのは、明治時代の利根川流域には川の氾濫の痕跡が生々しく残っていることです。これは必見と思います。


伊勢崎市 堺島村付近の新旧画像


群馬県伊勢崎市には、今でも利根川の渡し船が残っているのですが、その付近の明治時代の地図です。渡しのあった場所は洪水で分断された島地があり、村が残っています。「島」の付く地名は河川の中洲だけでなく周囲にもあります。おそらく江戸時代には、もっと広範囲に島地が広がっていたことが推定できます。利根川流域に「島」の付く地名が非常に多いのは有名ですが、殆どがこのような経緯で生まれているんですね。


以下に今昔マップのタグを挿入しておきます。

上記サイトは以下の3点の安全性評価ツールで「安全」と評価されています。
・ESETインターネットセキュリティ
・マカフィーウェブアドバイザー
・トレンドマイクロサイトセイフティセンター


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No title * by kan*a_*4*
なるほど面白いソフトです。

地形や地名の違いなどが分かって面白いですね。

No title * by 形名
> kan*a_*4*さん、こんばんは。
東北の方の内陸部は古地図が入っていない場所が多いので、kannaさんの住所地は表示されないかも知れませんね。でも海岸線部だけでも楽しめないこともないです。

No title * by 正宗
「治水」の歴史も分かりますね。

No title * by 形名
> 正宗さん、こんばんは。
確かにそうですね。河川流路の違いがあるとはっきり分かります。河川敷の中の中洲の変遷も分かります。海岸線の場合ですと、埋め立ての変遷や、戦時中の海堡の消滅なども確認できましたよ。

No title * by おじゃる2
今昔マップこうして比べて見ると楽しいんでしょうね。
柳瀬橋が昔は150m位下流に有ったと言うと日本火薬の下あたりに成るんですかね?

No title * by 形名
> おじゃる2さん、こんばんは。
旧柳瀬橋は日本化薬の真南くらになりますね。現在の藤岡前橋線が出来たのは時代が下ってからですね。倉賀野から別れた例幣使街道が原研の中を真っ直ぐに通っていますよ。群馬の森北口の井野川の橋も100mくらい下流にありますね。

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No title

なるほど面白いソフトです。

地形や地名の違いなどが分かって面白いですね。
2018-11-13-19:52 * kan*a_*4* [ 編集 * 投稿 ]

No title

> kan*a_*4*さん、こんばんは。
東北の方の内陸部は古地図が入っていない場所が多いので、kannaさんの住所地は表示されないかも知れませんね。でも海岸線部だけでも楽しめないこともないです。
2018-11-13-20:01 * 形名 [ 編集 * 投稿 ]

No title

「治水」の歴史も分かりますね。
2018-11-13-20:31 * 正宗 [ 編集 * 投稿 ]

No title

> 正宗さん、こんばんは。
確かにそうですね。河川流路の違いがあるとはっきり分かります。河川敷の中の中洲の変遷も分かります。海岸線の場合ですと、埋め立ての変遷や、戦時中の海堡の消滅なども確認できましたよ。
2018-11-13-20:41 * 形名 [ 編集 * 投稿 ]

No title

今昔マップこうして比べて見ると楽しいんでしょうね。
柳瀬橋が昔は150m位下流に有ったと言うと日本火薬の下あたりに成るんですかね?
2018-11-13-20:50 * おじゃる2 [ 編集 * 投稿 ]

No title

> おじゃる2さん、こんばんは。
旧柳瀬橋は日本化薬の真南くらになりますね。現在の藤岡前橋線が出来たのは時代が下ってからですね。倉賀野から別れた例幣使街道が原研の中を真っ直ぐに通っていますよ。群馬の森北口の井野川の橋も100mくらい下流にありますね。
2018-11-13-20:59 * 形名 [ 編集 * 投稿 ]