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東国の古代史

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2024-02-08 (Thu)  07:00

草刈り

畑は住宅街に囲まれてしまったせいか、景観に関するチェックを受ける事があります。あまり雑草が繁茂するのを放置していると町内会区長からクレームを貰う事がある。自分の土地の中がどんなであろうと勝手と感じることも確かにある。しかし、地域共同体の中で生活するにはある程度の制約があるのは仕方ないと思います。率先して草刈りはやりたくないが仕方なくやっています。

そこで今日は草刈りのやり方を手法とハード面から紹介します。
まず私の草刈りは根こそぎ除去してしまうことはあまりない。成長すると日陰を作ってしまう草、地下茎で増殖してしまう有害雑草、外来植物などは根こそぎもあるが、殆どの草は成長点を残して刈り取るだけです。従って1ヶ月もすれば雑草は元の大きさに復活します。これを繰り返して見苦しくない程度の景観を保っている。
成長点2

↑成長点とは一般に根と茎の間にあります。イネ科の雑草の成長点は地面スレスレにあり、広葉雑草は根元より少し上にあるそうだ。

成長点

↑生長点を残せば雑草は復活し、除去すると植物は死んで土中の根は腐食菌によって分解されます。よく雑草は根まで抜かないと再び伸びてくると言われているが迷信です。例外は地下茎で増殖するクローバーやスギナです。これは地下茎がある限り生き残って再び生えてきます。また地下茎植物はアレロパシー能力を持っている可能性があります。アレロパシーとは、ある植物が他の植物の生長を抑える物質を放出して自身の増殖を図ることです。これは野菜栽培には好ましくない植物と言えます。従って雑草の中には除去したいものもあるのは確かです。
一方で、土壌を良い環境に変える能力の高い雑草もあります。ハコベ、オオイヌノフグリ、ホトケノザは有名です。一般にイネ科よりも広葉雑草のほうが良いと言われている。でもイネ科も土壌の硬盤破砕能力に優れており、土壌の団粒化効果は高い。地下深く潜る根が腐った跡は水分を吸い上げるサイフォン効果を持つという。無用という訳ではありません。
私が草刈りで成長点を残すのは、もちろん雑草を復活させるためです。その方が土壌の中の微生物や細菌には好環境だからです。土壌微生物は植物の根周りで生きており、その植物とは共生の関係を持っている。つまり収穫目的の野菜だけでなく、雑草もまた土壌環境の最適化に貢献していると考えます。言い換えれば有益細菌が豊富な土壌です。
具体的にいうと、植物の根に共生する細菌は根から養分を貰い、そして自ら抗生物質を出すことで、共生植物を病原菌から保護しています。また土壌の中には植物の根を腐敗させる菌が存在する。共生菌はその腐敗菌の抑制物質を分泌して腐敗から保護しています。植物が死んでしまったり、除去されてしまえば、殆どの共生細菌も死んだり休眠状態に入ります。結果、見た目はきれいな土でも野菜を栽培する土壌としては劣化していく。病原菌や悪玉菌が相対的に増加するという事です。中々もとには戻せない。


ところで草刈りは鎌や立鎌を使えば人力でも可能です。しかし、もう体力的に持たないのでエンジン草払機を使っています。

ホンダ UMK425H
↑ホンダ UMK425H(クリック拡大)

↑私の使っているホンダ UMK425Hという草払機です。もう14年近く使っているので現物は薄汚れています。画像は最新の同機種ですが殆ど変わっていません。おそらく20年以上の息の長い機種で、それだけ完成された製品と言える。草払機には珍しく4サイクルの25ccエンジンです。2サイクルのようなトルクは無いが、音が静かで燃費が良く振動も少ない。混合燃料を使わないからキャブレターの汚れも少ないです。ちなみに14年間で故障は一回もなく、エンジンオイル以外の交換品はありません。ホンダ品質の凄さを感じます。
金属製の草刈りブレードが付いてますが、私自身は金属ブレード自体には頼らない。ブレードには先端に硬質のチップが付いているが、硬い物にあたると脱落しやすく、すぐに切れなくなります。

草払いチップソー

↑私の使ってる廉価なチップソーです。価格はピンキリで高いものは数千円します。確かに耐久性には差があるが、前述したように金属ブレードには頼らないので廉価品でも支障はない。

ナイロンコード

↑主に草を刈る役割を担うナイロンコードです。高儀ブランドですが一番安い商品です。本当は最近問題となっているマイクロプラスチックを畑にばらまくことになるので使いたくはない。しかし、金属チップソーは刈り取る高さをコントロールするのに疲れる。また、夏場のつる性雑草は頻繁にチップに絡みつき、手で外す手間が尋常ではない。結局、体力が持たないのでナイロンコードに移行しました。コードはそっと上からなでるように刈り取れるので全く疲れません。

ナイロンコード繰り出し器1

ナイロンコード繰り出し器2

ナイロンコード繰り出し器3

↑ナイロンコードは本来、上画像のような回転する治具に装着して使うものです。金属ブレードと違って広範囲に刈れる。石や塀の際も刈り取れるのも魅力です。使っているうちにコードは減って短くなるので、その都度引き出して刈り取りします。私も保有している商品ですが、最近は使っていません。理由は、重量があるので機械に負担を掛けるのと、硬い草を刈る時に使う金属ブレードとの交換が面倒なんです。草払機が2台あればいいのですが。

ナイロンコードの使い方
↑金属ブレードに装着したナイロンコード(クリック拡大)

↑そこで金属ブレードに直接ナイロンコードを縫い挿しで取り付けています。金属ブレードには穴の無い物もあるが、穴が無いと此の方法は使えません。縫い挿しなので穴径は自由です。画像ではコードが下を向いているが、回転すると真横に飛び出して草を刈り取ります。円盤の周囲端から5~6㎝くらいはみ出すようにコードをカットする。コードを中心付近に付けているのはブレード円盤の真下も刈り取るため。この方式のメリットはコードで刈り取れない草は金属刃が刈り取ってくれる点です。柔らかい草から硬い草まで同時に刈り取りできます。障害物周りも金属部をぶつけないよう気を付ければ刈れます。ただ硬い草ばかりを刈るとナイロンコードの交換頻度は多くなります。この方法は工具が必要な刃の交換が不要なので楽です。ナイロンコードは頻繁に切れたり減ったりするので交換が必要ですが、それは専用治具を使っても同じこと。私は必要な長さにカットしたコードを数本余分に持って作業します。
前述したように、真冬を除けば1ヶ月に一回程度草刈りをしている。この頻度は草刈機の調子を保つためにも最低限必要です。エンジン草刈機は使わずに長期放置するのが一番の劣化原因であって、使用時間はさほど影響しないようです。





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