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東国の古代史

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2010-09-12 (Sun)  09:29

GMはお好き?

GMという言葉をご存知だろうか。
我々日本人にとっても、世界中の人々にとっても、ごく近い将来において常食となるモノです。 勿論、General Motorsは食えない。Genetically Modified Organismとは、日本語にすると「遺伝子組み換え作物」です。

その目的は、作物の病気や水不足に対する耐性だったり、栄養価の向上など多種多用。 言葉のとうり、遺伝子を操作した作物の種子を作り出している。日本人はマスコミの扇動のせいか、この言葉に敏感です。それは、安全性に関する調査がなされておらず、訳の分からないものとして嫌悪されているから。

なぜ、これほど重要な事が体系的に調査されていないのか。
それは、日本では遺伝子組み換え作物に対する嫌悪感が行政にもあるからです。安全性評価に関する調査作業には、予算も付かない。つまり、調査して安全性が確かめられても、その食物が公に流通する可能性が現状はないと云えるから。
つまり、悪循環に陥っている。
日本で唯一、商品化されたGM製品は、サントリーが開発した「青いバラ」だけです。勿論、青いバラを食うやつはいない。
 
しかし、食料が不足している後進国においては、好むと好まらざるとに関わらず選択の余地はない。既にアフリカ諸国などにおいては一般的に食用に供されている。
 
日本では、食品表示の多くに「遺伝子組み換え食品を含まない」と表示されている
ために、このような食品とは無縁と思っている人が殆どです。しかし、廉価な製品やスナック菓子類を買ってごらんなさい。既に「遺伝子組み換え食品を区別しない」と記載された商品が出回っている。いや、表示が義務付けられていない商品には多量に含まれているかも知れない。
 
日本が輸入している穀物のうち、GM作物が占める割合をご存知だろうか。
トウモロコシは85%、大豆は91%です。勿論、全てが人の食用ではなく、殆どが家畜の飼料用です。ここにも矛盾があります。
あれほど嫌悪してるGMで育った家畜の肉や卵を我々は平気で食べている。日本人が本質を理解しない民族であることを証明している。
 
 
確かに遺伝子組み換え作物は安全であるかどうか証明されていないものが多い。しかし、世界の食糧事情を客観的に眺めた時に、既に、GMを嫌悪し、回避して済む時代ではない。世界的にも非GMの作付け面積は急速に減っている。行政主導において、早急に安全性評価を推進し、安全なものは安全として区別していかないと、殆どの食料を輸入に頼っている日本は世界の食料流通から完全に置いてきぼりにされる。いや、既に置いてきぼりにされ始めている。
 
日本の食料自給率は確か45~47%だと思う(農水省の発表は40%)。非GMの輸入が難しくなれば、早晩、食料不足に陥るか、なしくずし的にGMを食用として流通させることになろう。
 
 



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